準備段取り作業の改善
大阪市 F社様 金属製品機械加工業
※問題点
準備段取りとして機械装置の加工条件入力及びワークのクランプ作業を行っているが、作業員によってバラつきが生じている。
※課題
準備段取り時間を標準化し、均一化を図ること。
※取組内容
同じ準備段取り作業を作業者AとBが行い、それぞれの作業をビデオ撮影し作業内容の比較検討。
作業者Aは20分02秒、作業者Bは14分59秒の作業時間を要した。
撮影した作業内容を分析し、ムラ・ムリ・ムダを抽出し作業の標準化を図り作業標準書を作成。
標準作業時間を15分に設定。
作業標準書に基づき再度作業を行い検証した結果、Aの作業時間は約16分30秒に短縮。
作業標準書に基づく作業手順に慣れれば、設定時間の15分に到達可能と判断。

※ご感想
今回、ムーブ様のおかげで作業の見える化から作業標準書を作成することができました。
撮影していただいたビデオを初めて見た時は、教えた通りの作業が出来ていないと感じましたが、よくよく考えると教えたままでその通りに出来ているかどうかの検証をせずに従業員に任せきりになっていました。
今回、ビデオ分析から作業標準書の作成を通して、従業員の負担や気にかけている部分を改めて知ることができました。
結果として、当社にとって大きな財産を作ることができたと感謝しています。
これから作業標準書を活用し生産性の効率向上をしっかり行うと共に、他の作業についても作業標準を作成し会社全体の底上げを図って行きたいと思います。
皆さまも絶対に見える化をやったほうがいいですよ。