業務の効率化と生産性向上
こんにちは。株式会社ムーブ 木村欣祐です。
私が、中小製造業に従事していた時の経験と知見を活かして、
少しでも役にたつかなと思う情報を配信しています。
11月に入りました。
今年も残すところ2ヶ月になりました。
もう2ヶ月しかないと捉えるのか、
まだ2ヶ月もあると捉えるのかによって、
出来ることは変わってきますね。
まだ2カ月あります。
今年の予定で達成出来ていないことに、
是非手を付けてみてくださいね。
業務効率化と生産性
今日は、業務効率化と生産性のお話です。
業務効率化とは、
業務プロセスに内在する「ムラ」「ムリ」「ムダ」の3つを見つけて、
プロセスを改善する取組みですね。
プロセスを改善することにより生産性が向上する。
つまり生産性の向上が目的で、
業務効率化は手段になります。
業務効率化に取り組むことにより生産性が向上すると、
大きく2つのメリットが考えられます。
1.従業員にとってのメリット
・無駄な業務プロセスから解放されて負担軽減になる
・働きやすい労働環境が整備される
・業務プロセスの目的が明確化されモチベーションアップにつながる
これらの結果で、従業員満足度の向上が見込めるでしょう。
2.企業にとってのメリット
・時間、経費の削減によるコストカット
・生産性の向上で利益がアップ
・少子高齢化による人材不足を回避
・働き方改革に対応可能
、
これらの結果で、高収益体質の企業構造が確立されていくことでしょう。
といったことが考えれらると思います。
どこの企業も業務効率化には、
取組んでおられることでしょう。
ここでDXやITやと難しいことを考える前に、
効率化のスモールスタートとも言うべき
原点に戻って考えてみるのも一つではないでしょうか。
ECRSの原則

ECRSの原則ってご存知ですか?
、
Eliminate (排除・・・なくせないか)
Combine (結合もしくは分離・・・一緒にできないか)
Rearrange (入れ替えもしくは代替・・・順番を変える)
Simplify (簡素化・・・簡単に)
頭文字を取って「ないじゅか」と言ったりしますね。
また、工程改善で取り組む優先順位を表しています。

Eliminate(排除)
慣例化している業務(作業)を見直してみます。その業務(作業)は何のために行っているのか、本当に必要なのか、等をよく吟味してみてください。案外今までやっていたから何となく続けているといった業務(作業)が多いのでは。
Combine(結合・分離)
ダブっているような業務(作業)を行っていませんか? 似てるような業務(作業)は統一できないかを考えてみましょう。あるいは、複雑な作業を分離してみるのも効率化が進むかもしれません。
Rearrange(入替・代替)
業務(作業)の順番を見直してみる、他の方法はないのだろうか、等を検討してみましょう。今まで当たり前だと思っていたことが当たり前でないかもしれませんよ。
Simplify(簡単)
これも当たり前の話ですが、
もっともっと簡単に業務(作業)の遂行が出来ないかを見直してみましょう。
今まで当たり前だと思ってた、
あるいは慣例化されて盲目的にこなしていたような
業務(作業)内容が案外多い可能性があります。
この原則に立ち返って、
今年まだ2カ月も残っている時間を有効活用して、
ボトルネックになっている業務工程を
見直すのもいいかもしれませんね。
ECRSをもっと詳しく学びたい方はこちらからどうぞ
https://www.jmac.co.jp/glossary/a-m/ecrs.html
日本能率協会コンサルタントのWEBページです。