税引後純利益を3割増しにする方法

こんにちは。株式会社ムーブ 木村欣祐です。

今日は、遊び心でこんな事を考えて見ませんか？

A社の今期の損益は次の結果となりました。

わかりやすくするために、
営業外損益や特別損益は入れずに簡素化しています。

損益計算書

科目	金額	備考
売上高	100万円
売上原価	60万円	売上高原価率60％
売上総利益	40万円	売上高総利益率40％
販管費	35万円	売上高販管費率35％
営業利益	5万円	売上高営業利益率5％
法人税等	1.5万円	税率30％
税引後純利益	3.5万円	売上高純利益率3.5％

次期の数値目標を立てるのに、以下の条件を設定したとします。

売上　1％アップ

売上原価　1％ダウン

販管費　1％ダウン

予想損益計算書

科目	金額	備考
売上高	101万円
売上原価	59.6万円	売上高原価率59％
売上総利益	41.4万円	売上高総利益率41％
販管費	34.7万円	売上高販管費率34％
営業利益	6.7万円	売上高営業利益率7％
法人税等	2.0万円	税率30％
税引後純利益	4.7万円	売上高純利益率5％

売上を1％上げて、売上原価を１％下げて、販管費を1％さげると、利益率は５％に向上します。

純利益だけの単純比較だと3.5万円から4.7万円になり134％増となります。

すごいですね、3割増しですよ！

１％上げて、１％下げる。

これだと実行出来そうな気がしませんか？

後は、それをどのようにしていくかが問題になります。（これが大きな問題ですが）

売上をあげるために何をするのか？

売上原価を下げるために何をするのか？

販管費を下げるために何をするのか？

これら「何をするのか」を決めるのが経営計画になりますね。

一度、１％上げて１％下げるシミュレーションを自社の損益計算書でしてみてください。

売上原価率等は、自社の数字を計算してくださいね。

計算して出てきた数字を上げ下げしてみてください。

どんな数字になるか楽しみですね。